航空宇宙産業出前講座

 6月26日(金)総合的な学習の時間で、三菱重工の職員の方々を講師にお迎えし、「航空宇宙産業出前講座」を開催しました。講座の前半では、三菱重工が普段どのようなものを作っているのかを学び、船や飛行機、ロケット、そして私たちの生活を支える発電所など、多岐にわたるものづくりの世界に触れました。

 続いて、これからものづくりに携わる生徒たちへのメッセージとして、飛行機の「安全性」についてのお話がありました。世界中の空を飛ぶ飛行機の安全は、高度なコンピューターの制御だけでなく、最終的にはそれを扱う「人」の力によって支えられています。職員の方は、安全を守るために必要なのは決して特別な能力ではなく、日頃からの「報告・連絡・相談」といった、誰もが「あたりまえ」にできることを徹底する姿勢なのだと語ってくださいました。

 休憩時間にも自発的に職員の方のまわりに集まり、熱心に質問を投げかける姿が見られたのがとても印象的でした。

 後半には、紙飛行機を製作するワークショップを行いました。ただ作るだけでなく、「作る、テスト飛行、整備、再フライト」という本物の航空整備さながらの工程を体験しました。特に盛り上がったのは、飛行機の命ともいえる「重心の調整」の工程です。機体印をつけ、そこに糸がついた針を通して重心を確認する場面では、傾きがある場合には、ハサミで機体の先端を少しずつ切り落として微調整を重ねます。バランスが整ったところで、先端と後端を糊付けして固定します。

 このようにして丁寧に整備された紙飛行機を飛ばしてみると、調整前よりもずっと少ない力で、驚くほどスムーズに空を滑空し、飛び方の違いをはっきりと実感することができました。

 最後には充実した質疑応答の時間があり、教室に戻ってからの振り返りも含め、ものづくりの奥深さと楽しさを肌で感じる最高の学びの時間となりました。