7月3日(金)の午前中、トレーニング機「SIXPAD」やシャワーヘッド「ReFa」で有名な株式会社MTGの新規事業開発室課長の高椋様を講師にお迎えし、プレゼンテーションの技術について学ぶ特別な授業が行われました。

「世界は伝えたヤツが動かす」という力強い言葉から始まったこの授業では、まず「AIが進化する現代において、プレゼンの技術は本当に身に付ける必要があるのか」という問いが投げかけられました。生徒たちも普段から、様々な場面AIを活用しているのに対し、AIがだした問いと、実際の情報とを照合すると、確かな違いが見えてきました。この体験を通して生徒たちは、AIは情報をうまくまとめてはくれるものの、決して新しいものは生まれないということを実感しました。

だからこそ、AI任せにするのではなく、自分なりの100点を目指すこと、そしてプレゼンとは相手が聞きたいことに寄り添う「相手中心」で考えることが大切であると学びました。

後半は、夏休みに向けた修学旅行の計画立案という探究学習へのステップとして、具体的なワークショップに取り組みました。

まずは個人活動として、行きたい場所とその理由を思うがままにたくさん書き出し、WebページやAIも活用しながら自分なりに情報をまとめました。作業中には、疑問点を講師の方に挙手して質問したり、休憩時間中も熱心に調べ学習を進めて講師の方へ相談に赴いたりする積極的な姿があちこちで見られました。

こうしてまとめた内容をより具体的に育てていく方法として、講師の方は「だれに」「なにがすごい」「どんないいことがある」の順で話すと伝わりやすいと解説してくださいました。さらに、自分が好きなことやわくわくすることをベースにしながら、自分が行きたい理由を「みんなが行きたい理由(みんな目線)」へと変えていく作業に挑戦しました。「なにがすごい」を突き詰めるために、ネットや本だけでは得られない、その場所でしかできない具体的な体験や情報を掘り下げていきました。

授業の締めくくりには、これまでまとめた内容を「共感→提案→未来」の順番に並び替えるという、説得力を生むための構成のコツを実践しました。また、プレゼン資料を作る際の重要なポイントとして、「①そろえる、②まとめる、③くりかえす、④めりはり」という4つのコツも教わりました。この3時間を経て、生徒たちは伝えることの楽しさと難しさを知り、これから始まる夏休みの探究学習(修学旅行立案計画)に向けて、大いに刺激を受けた有意義な時間となりました。

本校では、校内での学びにとらわれず、広く「本物」から学ぶ場面の設定にも力を入れています。先生や友だちだけでなく、実社会で活躍する方から学ぶことのできる機会も積極的に提供しています。
